宝蔵寺の大ケヤキ(大仙市神宮寺上町)
この圧倒する巨木に会員たちは感嘆の声をあげた。
曹洞宗宝蔵寺は、旧神岡町役場の南500㍍。雄物川右岸の閑静な地にある。 文和3年(1354)、一向一揆に敗れた加賀国守護富樫氏主従が当地に逃れ来て、菩提寺の宝蔵寺を移したと伝えている。境内に、弘化2年(1845)に建てられた天保飢饉供養碑がある。
天保4年(1833)はひどい不作で、秋田領内だけでも5万2千人の餓死者が出たという。人々のそんな辛酸を見てきた大ケヤキである。
背が高く、樹勢もすばらしい。旧環境庁調査では、秋田県内では最大とされている大ケヤキである。
●幹周 11・8㍍ 、推定樹齢400年
吹張の大槻木(湯沢市愛宕町2丁目)
このケヤキは、「 吹張の大槻木 」( 湯沢市愛宕町)と呼ばれでいる。
湯沢の町を見るべく、旧街道に入ると道路から巨大な根張りを見せるケヤキが現れた。一里塚の土饅頭をそのまま飲み込んでしまったため、根張りだけが異常に発達したものだ。
その周囲は22・8mにもおよび、日本一の「蒲生の大クス」にも迫る勢いだ。
かつては大きな窪みや空洞があったそうであるが、成長力が旺盛で現在ではそれも見えなくなってしまったそうだ。
住宅に枝が落ちるということで、かなりの枝が伐られてしまっており、根元もアスファルトで覆われ、根も切断されてしまっている状況では、いつまでこの旺盛な樹勢を維持できるか心配である。
ここから1㌖ほど離れたところに湯ノ原のケヤキがある。これも一里塚のケヤキがあるが、地中で根が繋がっていると云う話もあるとか・・。
この木の印象は、幹よりも根である。幹囲はこのケヤキの印象を代表しているとは言えない。私たちから見れば正に怪物にも見えるこの大ケヤキは、天然記念物にもなっていないという。
全国巨樹・巨木林の会・事務局で、東北巨木調査研究会の顧問をしている高橋弘さんが測ったところでは、地上1・3㍍における根回りは22・8㍍もあったという驚くべきケヤキだ。
私たちが驚いて見ていたが、通りすがる市民はこのケヤキを見もせずに通りすぎて行くのが不思議であった。
●幹周5・7㍍、推定樹齢400年。
川連のホオノキ(秋田県湯沢市秋ノ宮字川連)
ホオノキといえば、朴葉味噌などで知られるように、とても大きな葉をつけ、花も大きく立派。古来よりよく人々に知られている樹種である。
●幹周11・7㍍、推定樹齢500~600年。
雄勝町指定天然記念物
樹 種 アカマツ
樹 高 31.09m
幹 周 5.75m 秋田県最大
推定樹齢 300年
所在地 大館市十二所田沢(大滝温泉)
撮 影 2011年10月4日
樹 種 ケヤキ
樹 高 25m
幹 周 17.1m 国内最大級
推定樹齢 700年以上
所在地 大館市出川字上沢岱46-1
大館市天然記念物
撮 影 2009年11月17日
樹 種 シロヤナギ
樹 高 22m
幹 周 5.3m 国内最大級
推定樹齢 200年
所在地 大館市中城
撮 影 2010年9月6日
樹 種 スギ
樹 高 42m
幹 周 9.0m
推定樹齢 2000年
所在地 鹿角市十和田大湯字大湯
撮 影 2009年4月24日
樹 種 スギ
樹 高 58m 国内最大級
幹 周 直径164センチメートル
推定樹齢 250年
所在地 能代市二ツ井町に、仁鮒水沢(にぶなみずさわ)植物群落保護林
撮 影 2009年9月9日
こぶ杉
岩脇のブナ
能代ケヤキ公園のケヤキ
能代倫勝寺のケヤキ
長泉寺のシナノキ
銀杏山神社の連理の銀杏
オブ山の大杉
幹周11.8m
樹高34m
推定樹齢 1000年以上
筏の大杉
幹周11.7m
樹高40m
推定樹齢1000年以上
法内の八本杉
幹周11.5m
樹高40m
推定樹齢300年以上
大沢のイタヤカエデ
幹周6.1m